建物鑑賞① 【山田】

公開日:2009/11/16(月) 更新日:2009/11/23(月) 設計部 山田の日記

皆さんこんにちは、設計部の山田です。


今日は、いい天気でしたが、寒さを感じる季節になってきました。
外(現場)に出かけるのが、辛くなります。

ここ最近、事務所から出かけることも無く、昨日も、現在設計中のお客様と打合せ。

ダイアリーで報告できる事が何か無いかな………。

ということで………今回は、お盆休みを利用して出かけた、建物鑑賞の事を思い出して、
書いてみたいと、思います。



とその前に………私が建物鑑賞を始めたきっかけを少しお話したいと思います。


設計という仕事に就いた頃、デザインというものをまったく解っていませんでした。
何がかっこよく、何がかっこ悪いのかが解らず、
自分には、センスが無いと思い悩んでいた事がありました。

そんな自分を見かねて、事務所の先輩が


『デザインとは………真似ること

本物の建築物を見にいってこい!』


もちろん、真似るといっても、雑誌等からそのまま盗めという意味ではありません。

どんな建物をかっこ良いと思うのか?良いと思うのは、どこの部分を見て良いと思うのか?
その根本が、当時の自分には解っていなかったのでしょう。

世間から評価されている建築士が設計した、本物といわれる建築物を見に行き、
実際に見て、肌で感じる事は大事なのだと教わりました。


その当時は、毎晩夜遅くまで残業し、週末はサッカーの指導員ととにかく時間が無かったので、
めんどくさ~い と思いながら、先輩に言われたから行くという感じで、始めた建物鑑賞です。


ちなみに、この会社に入ってからも、同じ事を専務に言われました。
まだまだ努力が足りないという事だと思います。


それでは話を戻します。
お盆休みは、一泊二日で、福井県へ海水浴に出かける家族旅行のついでに、
建物を見に行く時間を作り、廻ってきました。


といっても家族が中心ですので、その時間を作る、作戦と努力と家族の協力が必要です。


一日目、雨で海水浴を翌日に変更した為、水族館に遊びにいったのですが、
ホテルのチェックインまで時間があるので、①番目の建物へ。

福井県児童科学館 設計:環境デザイン研究所

ここは、侮れません。建物も素晴らしいですが、児童施設なので、子供は大はしゃぎ!
こんな施設が近くにあったら、毎週末楽しいでしょうね。
お近くに出かける事がありましたら、皆さんぜひ遊びに行ってください。


ここでは、子供が疲れるまで遊ぶ(もちろん作戦です)。


ホテルへ向かう途中、車内で子供達はお昼寝!(狙い通りです)。
②番目の建物へGO!


丸岡中学校 設計:堀場弘+工藤和美/シーラカンスK&H


こんな中学校で学べる子供達が羨ましいです。
公共施設として、維持管理の面でどうなんだろうと思いましたが、
建物としては、迫力がありました。


ここでお昼寝から起きた子供達と一緒に晩御飯を食べ、ホテルへ向かいました。
子供達を奥さんに任せ、③・④番目の建物へGO!

福井市美術館 設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所


実は、閉館時間を過ぎていて、外灯も消えていましたので、真っ暗でまったく見えません。
悔しかったので、翌朝AM5:00に起きてもう一度見にきましたが、
開館時間前なので、外からしか見れません。でも納得!
この建物も、迫力がありました、そして美しい!
中が見れない事を悔やみましたが、さすが世界の黒川紀章。


料亭開花亭別館 設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所



商業施設で、高級料亭ですので、中に入ろうか迷いながら見に行ったのですが、
付いた頃には、お店が終わっていました。ある意味助かったと………

先ほどの建物のついでに、翌朝もう一度見に行きました。
この建物も美しい!そして美しい!美しい!

この建物は、プロジェクトの過程をTVで放送していたので、どうしても見たかった建物です。
贅沢してでも、営業中に行ってみたいと思わせる建物でした。


この後はホテルへ戻り、旅行の本当の目的である海水浴へ出かけました。


とこんな感じで、今回は、家族旅行中の建物鑑賞という事で、
ゆっくり見て廻る事は出来ませんでしたが、4物件見て廻れただけ良かったかと思います。


長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださった方、有難うございます。
今後も少しづつ、建物鑑賞シリーズでアップしていきたいと思います。



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