設計部 山田 の ゛建もの探訪~in金沢 2日目 ゛ 【山田】

公開日:2011/09/21(水) 更新日:2011/09/21(水) 設計部 山田の日記

皆さんこんにちは、設計部の山田です。


台風の影響により荒れた天気ですが、皆様いかがお過ごしですか。

朝夕はずいぶん涼しくなり、長かった残暑も少し落ち着いて着た様にも感じます。
空も秋色をおびてきましたので、ようやく秋といったところでしょうか。


台風15号の影響により、今朝から風が急激に強まり、夕方まで暴風雨の様相です。
愛知県東部も警報が出ていますので、充分ご注意ください。

各現場は工事担当者により見廻りしています。
現在工事進行中のお施主様は、心配されている方もいらっしゃると思いますが、
このような天気の日に現場に行かれると危険が伴います。

ご心配の方は、現場担当者までお気軽にお問合せ下さい。



さて話題が変わりますが、前々回から中断していました゛建もの探訪 ゛ですが、
さすがに忘れてしまいそうなので゛建もの探訪~in金沢 2日目 ゛のご報告です。

今回現場報告はお休みさせて頂きますので、建もの探訪にご興味がある方はご覧ください。



金沢21世紀美術館 設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA

前日家族会議で家族も一緒に観る事となり、OPENに合わせてきたのですが、
OPEN前から大混雑です。





  

展示物エリアの入場チケットを購入するだけで、30分程かかりました。
もちろん展示物内も混雑しており、途中子供連れなので心配しましたが、
何とか観覧する事ができました。

本当、前夜にゆっくり観ておいて良かったです。


プールの中に人が沢山います...

  

上の写真ですが記念撮影スポットになっていました。

展示物にはあまり興味がありませんでしたが、子供でも楽しめる内容になっており、
家族が一緒でも、時間を気にせず施設を堪能する事が出来ました。


すぐ隣にも気になる施設があります。

金沢能楽美術館金沢クラフト  設計:岩倉建築設計  プロデュース:ナカダ株式会社

時間の都合で施設内を観る事は止めましたが、金沢21世紀美術館の横にありながら、
決して見劣りする事無く、それでいて邪魔する訳でもなく、周辺に調和した建物です。

  

この当たりが、加賀百万石の城下町で歴史と文化が融合した街だと感じますね。
歴史や伝統文化を古いと感じさせない雰囲気がそこにはあります。


金沢海みらい図書館 設計:シーラカンスK&H

前日偶然発見したこの施設ですが、図書館という事で子供達も喜んでついて来てくれました。
受付で写真撮影の許可をもらう為に記帳するのですが、そこには名立たる建築関係の会社名がずらり~

奥さんと子供達は児童絵本コーナーでまったりしていてもらい、一人別行動で動き廻って観て廻りました。
図書館ですから施設内の方々は静かにお勉強や読書されています、そんな中写真を撮りまくっていた私は、
かなり怪しい人に見えた事でしょう。



外から観た建物は、どのような構造になっているかまったく理解できませんでしたが、
内から観ても...理解出来ません。

  

静まりかえった施設内に、6千個の丸窓から、薄っすら漏れる太陽光の光が幻想的に感じられ、
天井高の吹抜け空間に圧倒されました。
これは、実際に観て体感しないと伝わり難い施設だと思われます。

ここまで家族をつき合せ、結構な時間になっていました。
あくまで家族旅行中ですので、ここで子供達が喜びそうな施設へ向かいました。

『石川県 ふれあい昆虫館』

意外に距離があります。市町村合併もありナビが当てにならず道に迷ってしまいました。
閉館時間が迫る中、ここまで協力的だった家族からブーイングが...さすがに疲れも溜まってか、
子供達もお怒り気味でしたが、何とか到着する事が出来ました。

思っいたよりきちんとした施設で、チョウの園では何百という蝶が目の前を飛んでいます。
時間に余裕があれば、充分半日は遊べる施設でした。

と本来ならここで帰路に就く予定だったのですが、お土産を全く購入していなかったので、
近くにある施設に向う事に、これまた偶然本当に意図せず、気になっていた施設がそこにありました。


もく遊りん&ふれあい館&ワールド館 設計:水野一郎+金沢計画研究所

まるで狙ったかのような感じが否めず、奥さんも少し不機嫌になっていましたが、
その施設内に入ると木に囲まれた雰囲気から、自然に家族も和み疲れからきていたイライラが、
嘘の様に家族みんな和やかな雰囲気に癒されていました。

この施設は、獅子吼高原にあるゴンドラ乗り場周辺に、様々な商業施設があり、獅子舞の紹介施設から、
木の使い方や温かみを感じる工房等があります。



その中でも゛もく遊りん゛は食工房・木工房・住工房があり、
食工房は、ピザとナチュラルイタリアンを楽しむ。
木工房は、木を通じて自然を身近に感じる木加工製品が販売されています。
住工房は、木の家ではなく森の家を提案しているそうです。



今、木材も地産地消と言われています。
国も外国からの輸入に頼らず、国産材を推奨する政策を取っていますが、消費する立場では、
まだまだ輸入材が安価なので、輸入材に頼っている部分も多いのが現状です。

地元の木を使えば地元の森林が整備され遠くから運んでくるよりCO2も少なくなる!
解っている事ですが、コスト面等なかなか難しい問題です。

こういった施設を通して、木の使い方や性質をもっと学ばなければいけないと感じました。

偶然寄った施設なので、時間も無くゆっくり観れませんでしたが、まさに森の家といった感じで、
木の温もりを感じる事が出来き、自然と癒される雰囲気の施設でした。


以上で帰路に就き゛建もの探訪~in金沢 2日目 ゛の終了となるのですが、
今回の旅行では、予想以上の建物を観て廻る事が出来、大変有意義な時間を過ごす事ができました。

これも全て家族の協力があって出来た事なので、感謝しなくてはいけません。

普段は一人で観に行く 建もの探訪 も家族で観に行くと、子供目線や女性目線等、
違った発見もあり、時間的制約はありますがなかなか楽しいものとなりました。


仕事で携わっている建物とは、規模も用途も異なりますので、直ぐにどうなるものでもありませんが、
今後も世の中で認められている建物に、より多く触れていきたいと考えています。
その中で少しでも自分のセンスを磨いていきたいものですね。

来年はさらに北上てみようかと考えています。



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